大賀へ入社した動機は何ですか?
オーダースーツを扱うアパレル企業で働きたかったことと、大賀のアットホームな雰囲気に惹かれたことが大きな理由です。
元々オーダーという仕事に興味があったので、国内自社工場を5つ持ち、大手百貨店から直営店まで幅広く運営する大賀はとても魅力的でした。特に、百貨店におけるオーダー業務においては、“一期一会”とも言えるお客様との出会いがとても重要。 お客様一人一人を大切にし“考えるオーダー”をしたいと思っていた私にとって、大賀への入社を決断することは自然な流れでした。
また、当時は面接しか会社へ訪れる機会はありませんでしたが、人事の方との会話や面接時の温かみのある雰囲気がとても好印象でした。 面接時も、適度な緊張感とアットホームな雰囲気の中で、思う存分面接に臨めたことをよく覚えています。
仕事のやりがいは何ですか?
現在は三越銀座店のメイド・トゥ・メジャー売場で働いていますが、首都圏の大手百貨店だけあって、様々なお客様がご来店されます。 一人一人に寄り添ったご提案ができるよう、会話の中で細やかな希望を引き出しながらも、スタイリストとしてアドバイスもします。 そんなやり取りを繰り返し、お客様と共に一着のスーツを仕立てていきますが、完成したスーツに袖を通していただいた瞬間、お客様から笑みがこぼれることがあります。
私にとっては、その瞬間が充実感とやりがいを感じることができる至福のひと時です。 さらに「イメージ通りだね」「お薦めの生地、デザインにして良かったよ」などとお言葉掛け頂けたときは、このうえ無い喜びを感じます。
また、お客様が再度ご来店され「もう一着、佐藤さんに仕立ててもらいたい」と私を指名していただいた時はなおさらです。 オーダースーツは高額なものが多く、頻繁にオーダーできるものではありません。 お客様からのご指名は、私の接客や仕立てたスーツを気に入っていただけたという証でもあります。 そんなやりがいを感じる度に、もっともっとお客様に満足いただけるよう精進していきたいと改めて身が引き締まります。
仕事で気を付けている部分は何ですか?
一期一会であるお客様との出会いを、二度目に繋げられるか。そのために私は何ができるかと常に自問してきました。 そのため、自分を見つめ直してキャラを作ることも一つの手段。第一印象でお客様の記憶に残るよう、髪型や着るスーツを変え、まずは見た目を変えました。
数多く居るスタイリストの中で、自分を選んでいただくためには、まずはライバルよりもお洒落で無ければと思ったのです。 それだけでなく、全てのお客様に対し同じ接客をしないよう気を付けています。 接客内容でも印象を残すため、お客様に「自分のことを信頼してくれる」と思って頂けるような言葉遣いをするように意識しています。
しかし、オーダーに限らず、接客業はお客様あっての仕事。 お客様を第一に考えたうえで、自分自身がどうあるべきかを熟考するということが何より大切なのではないでしょうか。